幼稚園と保育園の運動会を見て
- 2008/10/12(日) 21:32:13
運動会のお招きを受けていた幼稚園、保育園のうち2園が11日(土)に予定されていましたが、雨天のため12日(日)に順延され、きょうは公立幼稚園、私立幼稚園、私立保育園と3園の運動会を同日に見せていただく機会にめぐまれ、それぞれの様子の違いを肌で感じることができました。
縄手幼稚園(市立)は2年保育でクラス数も全園で4クラスしかなく、そんなに広くない園庭で少人数で行なわれ、ひとりひとりの園児や保護者の顔もよくわかり、とても家族的な雰囲気でした。プログラムも一部一部が園やPTAの人たちで手づくりで、とても好感がもたれました。縄手幼稚園は昨年度園庭の一部を芝生化し、今年もその上で園児たちは演技をしたりかけっこをしていました。肌に当たる感触は確かにいいでしょうが、芝生にした後の維持管理がたいへんだろうなと思いました。園長先生は、芝生だと競技によってラインを引き換えることができず、運動会のときにはちょっと使いづらいとおっしゃっていました。
恵徳幼稚園(私立)は私のこども3人ともお世話になった幼稚園で、当時と同じく公園を借りての運動会で盛大に行なわれていました。機材もすべて運び込まなければならず、仮設トイレも必要になり、準備や後片付けがたいへんで、幼稚園スタッフやPTAのひとのご苦労がしのばれます。今年は自転車の駐輪場にも工夫をしておられ、自転車がすっきりしていたのは印象的でした。PTAの人はおそろいのTシャツを着て世話をされており、決して派手さはないのですが私立幼稚園らしい華やかさがあったと思います。この地域で恵徳幼稚園が人気のあるのも何となくわかるような気がします。
白鳩保育園(私立)は数年前に園舎を新築されただけではなく、高齢者のデイサービスを併設されたり、学童保育や病後保育にも意欲的に取り組まれ、また障害児の受け入れにも積極的で、私はつねづねその保育理念に共感を覚えています。4、5才児が全員参加するマーチングバンドはユニフォームもおそろいで、園児も一生懸命で見ていても心をうたれ、周りの人たちもそのできばえをほめていました。このマーチングバンドは地域の行事にも積極的に参加をされ、この保育園の存在がしっかりと地域に根付いていて、地域の中でもたいへん人気の高い保育園です。
人気の恵徳幼稚園は来年度の新入園児の募集に対して、申し込み多数で抽選が必要でしたが、市立幼稚園は特に東地区では定員割れをしました。保育園では東地区で待機児童が多いのと対照的です。幼稚園は3才児からの預かりで保育時間が短く働くお母さんには使い勝手が悪く需要も減少気味ですが、それにくらべて働くお母さんが増加するとともに保育園の需要が増えています。
幼稚園は「学校法人」を取得しなければならず文部科学省の管轄で、市でも教育委員会が所管をしていますが、それに対し保育園は「社会福祉法人」が要件で厚生労働省の管轄で、市では福祉部が所管です。制度がかわると考え方もかわり、たて割りの行政の弊害も出てきます。
同じ就学前の子どもたちを対象にするのですから、家庭教育を基本にしながら行政が子育て支援にどう関わっていくか、地域との関わりをどう考えるか、といった見地から総合的な施策が必要になってくると思います。「幼保一元化」の流れはまさしくそういうものでしょうし、保育及び教育を一体的に提供し、地域における子育て支援を実施する機能を備えるものとして「認定こども園」制度も2007年からスタートしています。これからの大きな流れとして注目したいと思います。
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