鴻池ジャズストリート2008

  • 2008/10/27(月) 11:41:42

 10月26日(日)は先週の日曜日と同様、催し物が目白押しで健康まつり(花園中央公園)、東大阪書道協会主催の書道展(市民美術センター)、鴻池ジャズストリートとまわり大忙しの日曜日でした。(学童保育運動会(加納小)は雨で中止になりました)

 鴻池ジャズストリートは、昨年に続き2回目のイベントですが、昨年は後からイベントのことを知り参加できませんでした。国の史跡で重要文化財に指定されている「鴻池新田会所」という300年続く商家を舞台にするというロケーションのよさ、ジャズという幅広いファンをもつジャンルを手がけていること、日本を代表するような一流のジャズミュージシャンを招いていることなど、着眼点のよさが気に入っていて、きっと鴻池のまちに雰囲気が合うだろうしどんな仕掛け作りをするのだろうか楽しみにしていました。また昨年は新田会所の一ヶ所でおこなわれたものが今年は七ヶ所でおこなわれ、町じゅうにジャズを響かせ、鴻池をジャズのまちにしようというコンセプトであれば、会場をふやすことは素晴らしいこととで、まちがどんな様子か見る前からわくわくしていました。


 しかし昨日はあいにくの小雨模様の肌寒い天候で、野外の催しをするには演奏する人にも、参加者にも気の毒でした。

 小雨のグラナリーコート会場まずグラナリーコートという大きなマンションの横につくられた会場に行くと、小雨にもかかわらず50人くらいの人が路上で立って聞き入っており、また道行く人も聞き耳を立てて通り過ぎていきます。ミュージシャンはボーカルバイオリンの女性はタンクトップで、見るほうがかえって寒さを感じますが、そんなものをふっとばす熱気でした。

チェルシー会場 会場をとにかく全部見て回りたかったので、地図を片手に歩きました。鴻池は何度も来てある程度は知っているまちですが、なかなかお目当てのスポットを見つけるには時間がかかりました。鴻池は広くてなかなか懐のひろいまちだな、と思いました。
 次にまわったのはチェルシーという喫茶店を会場にしたところで、注文をしないと聞けないのかわからなかったけれど、外から眺めると30人ほどの人が座って聞いていました。
寺嶋公園会場の様子
 寺嶋公園会場、フレッシュタウン鴻池会場は屋外で、雨と寒さでミュージシャンには気の毒な環境でした。
リージョンセンタ会場

 それに反してリージョンセンター、成和小体育館会場はこんな天候でもそれに左右されることなくいい雰囲気で聴衆もジャズに聞き入っていました成和小体育館の会場

成和小体育館会場はビッグバンド(多人数で編成するバンド)が終結して演奏をしたのですが、自分が聞いたときは80人程度でしたが、日新高校ブラスバンド部、ニューファイブラインズが登場した時には会場が一杯の人で埋まったと聞きました(500人は軽く入場できます)。

メイン会場の鴻池新田会所会場

 新田会所会場はさすがにほかを圧倒する環境で、大きな梁と大黒柱、高い天井の木造家屋はコンサート用に作られているわけではないのに、その醸し出す雰囲気とともにすばらしい音響でした。出演もここは金子晴美アコ・タイラーなど日本を代表するようなジャズミュージシャンで、250人でいっぱいになった会場の聴衆を魅了しました。

 雨にもかかわらず、ジャズフェスティバルのイベントに延べ数千人の人が鴻池にやってきました。天候がよければもっと多くの人がやってくるでしょう。まちの中にジャズがいたるところで演奏されているということは「まちおこし」にとってすばらしいことです。でもこれは誰かが仕掛けなければ待っていてもできないことです。

 ワインなどをまちの名産品として売りだし「まちおこし」に成功しているところがよくありますが、ジャズでもほかのまちがそれで人気が出たので次を狙おうという考えは、二番煎じでうまくいかないと思います。はじめに考え出し、実行するのがいいのですが、それがなかなかむつかしい!
 「ジャズ」というのに目をつける着眼点の新鮮さと、それを思いつきだけでなく実行するというのは、人の面やお金の面、ノウハウも含めてたいへんなことです。実行委員長は自治会長をしておられる片岡さんという方ですが、今回の実行委員120名を集め、それを束ねることもたいへんですが、250万円という費用を作り出すことも並大抵のことではなかったと思います。まずは中心になってこのイベントを成功させた方々にお疲れさんでした、と申し上げたいと思います。

 と同時に行政主導のイベントでなく、市民の力で作り上げてきたこのフェスティバルは、「まちおこし」としてこれからも大切に育てていかなければいけないものだと思っています。今後10年これをじっくり育てていけば、「ジャズのまち鴻池」として全国に発信できるものができると思います。まちはどこも同じように発展する必要はなく、それぞれのまちの潜在能力を掘り起こし、独自の色付けをして作っていくものだと考えています。
 その意味からも「鴻池ジャズストリート」はこれからも注目したいですね。




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